別冊小説【レオンのバレンタインデー♡】
パワプロ2024~2025年版【チーム・アルバート リターンズ】(栄冠ナイン番外編)
1999年2月14日…今日はバレンタインデー
「栄冠ナイン」のイベントで、バリーだけがチョコレートをもらい、バリーだけに彼女が出来たような↑この演出💧
本当に、他のキャラはもらえずじまい…だったのでしょうか?
バリー「…いやいや、さっき体育館裏で、レオンがチョコレートの山に埋もれてたぞ💧」
クリス「…埋まるほど?」
マービン「3学年分…だもんな💧」
ケビン「なんだと!? 許せん! オレにも分けろ~‼」
リチャード「やっぱ、すげぇモテるんだな…レオンって💧」
「………」
チョコをもらっていない男性一同、虚しさで無言になる…💧
そこに可愛らしい包みを持ったレベッカが登場♪
レベッカ「はい♡ 私から友チョコ♪ いつも助けてくれてありがとう」
リチャード「…あ、ありがとう、レベッカ♪」
「義理」という前置きではあるが、もらえたのが嬉しくて、急にデレデレになるリチャード
他の男性陣はまたしても無言…💧
そこに、可愛いというよりはスタイリッシュな包み紙の箱を持って、ジルが颯爽と登場!
ジル「もうグランドにいたのね…。はい、クリス! チョコレート♪」(サラッと)
クリス「…も、も、も、もらっても良いのかい? このオレが💦!? 」
ジル「…えぇ。」
スッと箱を手渡すジル。
クリス「うぉおぉ~! ジルからチョコレートをもらったぞ~‼
バレンタインに、あのジル・バレンタインからチョコをもらったぞ~!!!
オレは今、猛烈に感動しているぅ~♪」(学校中に響き渡る大声💧)
ジル(大袈裟ねぇ💦)
ケビン(喜ぶクリスに対して)「うるせ~な~! 何がバレンタインだ‼ しかもダジャレかよ~
」
エンリコ&マービン(実はオレ〈たち〉もちゃっかり彼女いるんだよね…💧 ということは…?
ケビンは…💦)
そこに暗い表情のクレアが登場。
クレア「ケビン…これ挙げるわ。」
クレアらしい赤を基調としたタータンチェックの包み紙に包まれた箱をケビンに渡すクレア。
ケビン「…オ、オレに!?」
クレア「…えぇ。でも義理だからね!」
ケビン「そんなに強調せんでも💧 …でも、なんでオレに?」
クレア「…あ、余ったから💧」
ケビン「ズコ~ッ💦 正直だな… まぁ、ありがたくもらっとくよ…💧」
それにしても、クレアの表情が暗い。
…もらったチョコの箱をそっと開けてみると、内側は外側とは違って青を基調としたデザイン。
中身のチョコもケビンがもらうには、丁寧すぎる手作りチョコレートだった。
ケビン(これは、まさか! レオンに手渡すつもりだったもの!?)
「………
ちょっと、クレア! こっちに来い‼」
クレア「な、なによ💦!?」
他の選手の姿が見えなくなるグランドの隅まで、クレアを引っ張っていくケビン。
ケビン「これはもらえないな!」
クレア「…えっ‼」
クレアの手にもらった箱を戻すケビン。
ケビン「せっかく、そいつのためを想って作ったチョコレートなんだろ? だったら、そいつに渡してやれよ!」
そういうと、サッと他の部員がいるグラウンドに戻っていきました。
クレア「………💦」
(私のために、みんなの前で返さなかったのね…。しかも、本当に渡したい相手も分かっている。…ケビンって意外と気遣いが出来る人なのね。
…そうよ。
私がこのチョコを渡したかったのはレオン。…レオンが、あまりにも他の女の子たちからチョコレートをもらうから、自信をなくして渡せなくなってしまったのよ…。
だからって、それをケビンに渡してしまうなんて…!
ケビンには本当に悪いことをしてしまったわ…。)
「…そうね。せっかく作ったんだもの、本人に渡さなくちゃね!」
そう言うと、クレアもケビンの後を追うように、みんなが待つグランドに戻るのでした。
その後、やっと練習場に現れたレオン💦
ひと通りのウオーミングアップが終わった頃、
クレア「はい♡ チョコレートッ♪」
レベッカのように友だちっぽく、ジルのようにシンプルに…なるべく自然にレオンにチョコを渡すクレア。
レオン「…ありがとう、クレア✨」
一瞬、戸惑ったが…、眩しいほどのキラースマイル✨をこぼしながらレオンも素直に受け取り、鞄にそれを大事そうに仕舞うのでした。
クレア(これで良いんだ…今はこのままで! 他の人よりは…レオンとは親しいと思っているけれど…、まだ友だちのままで良いのよ…♪)
清々しい気分で次の練習を始めるクレア。
その一部始終を見ていたケビン…。
ケビン(それで良いのか、クレア💧? 「友だち以上、恋人未満」のままで⁉
…だが、クレア。キミは気付いてないが、レオンの対応は明らかに他の娘〈こ〉とは違ってたぞ?
ちゃんとクレアの目を見て…しかも名前を呼びながら受け取ってたし、チョコレートも丁寧に扱ってた………レオンもその気があるんじゃあねぇのか?
…ま、これ以上はオレが出る幕じゃあねぇから、放っておくが…
〈からかうネタにはさせてもらうけど〉、
この先、この2人…良い方向に進みそうだなぁ♪)
クレアとレオンの恋は、まだ始まったばかり…♪?
その1時間前…。
一方、エイダもチャイナ柄の箱を持ち、体育館の屋根の上💧から様子を伺っています。
レオンを取り巻く大勢の人々💦
それが1人増え、2人増え、そうやって段々と人数が増し、中には冷やかしもいますが、我先にとレオンにチョコレートを渡そうと続々と人が集まってきます。
エイダ「…想像以上だったわ💧」
その中心にいるレオン。どう対処して良いのか分からず、あたふたしています💦
エイダ「な~によ、デレデレしちゃって~ 困っているなら、断ればいいじゃない!」
ぷいっと、フックショットで地面に着地するエイダ💧
その近くに大きな鉄製のゴミ箱が目に入りました。
エイダ(この私があんな青臭い男に…なんで、こんな物を渡そうとしてるのかしら…💦)
持っていた箱をゴミ箱に投げ入れようとした時…、グラウンドに向かおうとするアルバート監督と目が合いました。
エイダ「か、監督! 今日もよろしくお願いしま~す💦」(ペコリ)
アルバート監督「…あぁ、よろしく。」
なぜかアルバート監督の視線が、エイダが振りかぶっている箱をチラリ…。
アルバート監督「………?」
エイダ「あぁ、これですか💦 …良かったら、どうぞ♪」
アルバート監督「………ありがとう?」
エイダ「じゃあ、私はユニフォームの洗濯があるのでこれで!」
その場からフックショットで部室の方へ飛んでいくエイダ💧
アルバート監督(………??
…だから、むやみに学校でフックショットを使うなよ…💧)
しばらく、もらった箱をジッと見つめるアルバート監督。
アルバート監督(チャイナ柄…💧?)
その包装紙を破り、中身の箱を取り出してみました。
箱を開けてみると…、
アルバート監督(ほぅ…チョコレートか…。そういえば今日はバレンタインデー。
………エイダが私に?
…にしては既製品だけど、テディベアのチョコレート💦⁉
可愛すぎるだろ~💧
どうしても私のイメージに合わない💧
………。
もしかしたら、エイダは私がこんな可愛いテディベアが似合う未熟な男としか見てないのかもな…。
私も舐められたものだな…💦)
キレイに並んだミルクチョコレートのテディベアを1つ摘まむと、ひょいと口に頬張るアルバート監督。
アルバート監督(…う、美味い✨ でもちょっとほろ苦いのはなぜだろう?)
それは、本命に渡せなかったエイダの哀しみが、想いを込めたチョコレートに隠し味として出てしまったのかもしれません…。
素直になれない…女スパイ・エイダの苦悩は、この先も続きそうです💧
別冊小説【レオンのバレンタインデー♡】(栄冠ナイン番外編)…完!
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